中学生・高校生のスポーツ障害・スポーツ事故の予防‐体育の授業や部活動について

部活動や学校の授業を安全に行うために、今すぐ知っておきたい大切な事です。





脳震盪(脳しんとう)に注意

 部活動や体育の授業では、体の接触を伴うスポーツによって頭部を激しく打ちつけてしまうなど、ひどい怪我を引き起こす事があります。剣道や柔道などの武道はもちろんのこと、サッカーや野球などのスポーツでも、強いボールを頭部に受けてしまい、ひどい負傷を負うケースがあとをたちません。

 また、2012年度から中学1、2年生の体育の授業で柔道や剣道などの「武道必修化」が行われ、今後は武道の授業で頭部の負傷事故が多発する可能性も否定できません。

 頭部の負傷について、とくに脳震盪は後遺症や死亡に繋がる危険があります。意識を失わなくても、後になって意識が失われることもあるので、頭痛やめまい、吐き気などの症状があれば、専門医の診察を受けることが大切です。また、一見すると頭部は強打していないようにみえても、競技や運動を続けるうちに、身体にかかる振動から、頭蓋骨と脳をつなぐ血管等が破断するなどの二次的な負傷の可能性があります。

 身体にかかる振動に起因する二次的な損傷が致命傷となるケースは、加速損傷とも呼ばれますが、一見すると大丈夫そうに見える状態でも、加速損傷が引き起こされる可能性もあるので、少しでも加速損傷につながる可能性がある場合には、大丈夫そうに見えても専門医の診察をうけることが大切です。


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目次

中学生・高校生のスポーツ障害・スポーツ事故の予防-TOP
オーバートレーニング(運動のやりすぎ)に注意
疲労骨折とは- 脛骨や肋骨にかかる負担に注意
練習中の水分の補給の大切さについて
運動前・運動中の健康状態をこまめに把握する
ウォーミングアップ(準備運動)について
身体の異常や、痛みを感じたときにすぐに相談できる雰囲気を作る
武道必修化とスポーツ事故の問題
AED(自動体外式除細動器)の活用
スポーツ障害保険(部活動のけがなどを保障する保険)について
筋肉痛と肉離れに注意
運動中の捻挫に注意
突き指とばね指に注意
アキレス腱の炎症や断裂に注意
テーピングでけがの防止につとめる
スポーツ活動時は無理をしない
脳震盪(脳しんとう)に注意
「足がつる」状況・こむらがえりに注意
野球肩と野球肘に注意
ジャンパー膝(ジャンプ動作中の障害)に注意
半月板損傷に注意
「武道必修化」の今後の安全対策について

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※このサイトはスポーツ障害の問題について概要を述べただけであり、個別の症状に応じた医学的助言をしているわけではありません。当サイトの情報を参考にしたことにより何らかの損害等が発生した場合でも、当サイトでは責任は負うことができません。個別の症状に関しては、医者などの専門家に相談することを強く推奨いたします。

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