中学生・高校生のスポーツ障害・スポーツ事故の予防‐体育の授業や部活動について

運動中の捻挫に注意

　体育の授業やスポーツの際に、よく起こるのが捻挫という怪我です。手首や足首などの関節が、何らかの力によって、本来動ける範囲以上に無理やり動いてしまうことで、じん帯が損傷してしまうことが原因となります。

　捻挫は、スポーツや体育の授業などではよく発生し、また一般の歩行などの動作でも時々捻挫することがあるので、中には捻挫という症状を軽く考えている人もいるかもしれません。しかし、捻挫が起こると、痛みや腫れが起こり、多くの場合は熱を持つほどに激しい症状が出ます。

　捻挫を放置し、捻挫が完治したと思い込んでいても、実際には完治していない場合もあります。その場合、完治していたと思い込んでいた関節が不安定になったままなので、関節に負担をかけてしまった時に鈍い痛みを感じるという後遺症が残ってしまう場合もありますし、あるいはその部分が再び捻挫を繰り返してしまうということも起こってしまいます。

　したがって、捻挫を起こしてしまったときには、スポーツ活動を一時的に中止し、整形外科、接骨医院に行き、医師のアドバイスに従うようにすることをおすすめします。

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